◇いろいろな効果があります。
1.痛み・むくみの軽減効果
マッサージにより筋肉に刺激を与え筋肉本来の働きをしやすくしたり血流の流れを良くすることで痛みの軽減を期待できます。
また血液やリンパ液の循環改善などにより手足のむくみ(浮腫)改善効果が期待できます。
2.関節の動きを良くする効果
マッサージの後ストレッチすることにより関節拘縮(関節が固まって動かないこと)を防ぎます。関節の曲げ伸ばし運動・無理のない体操などを行います。
関節の動きをよくする運動をはじめ、無理のないストッレチをすることにより関節の動く範囲が広がり『歩く』『座る』などの動作が楽になったりします。
3.バランス力・筋力UP効果
固まってしまった関節は可動域訓練をすることにより関節の動きを少しづつ正常な動きになるよに動かしていきます。
ガチガチに固まってしまった関節を元通りにすることは難しいですが、少しでも関節の動きを良くすることで適切な姿勢・座る・立つ・歩く・バランスや体力の維持・筋力アップの効果が期待できます。
4.鍼灸効果
特に痛み(筋筋膜性疼痛)を取る効果が期待出来ます。慢性化した症状はケガによる急性期とは違い、様々な要因が複雑に絡み合っていることが多いです。このような慢性症状に鍼灸治療は有用だとされています。
5.精神的ケア効果
患者様と信頼関係を築きながら精神的ケアも行います。お話しすることで病気に対する不安やストレスを少しでも軽減させ、お一人暮らしの方、日中お一人の方でも安心して治療が受けられるような環境作りをしていきます。
◇理論に基づいた適切な治療
以前までは脳梗塞維持期はもう治らない・・ベッドで生活が長い方は関節可動域訓練をしても意味がない・・年齢を重ねた方の筋力トレーニングは意味ない・・ というのが『常識』とされていました。
しかし、これらはみな『そうではない』という事が医学的に分かってきています。
もちろん100%完璧に元に戻るという事は難しいかもしれません。しかし適切な治療や機能回復運動を行えば、年齢などに関係なく『良い反応を見せてくれる』という事が分かってきています。